1970年11月25日は、小説家の三島由紀夫の命日「憂国忌」

ボクは三島に関しては、ジマンじゃないが、まともに読んだことがない(イバるな)。

前の会社のときにお世話になった女性に「三島の『豊穣の海』四部作はイイので、ゼッタイ読んでくださいねっ!」と言われて、「ハイ」と返事をしたのは何年前のことだろう。

まだその宿題を果たせずにいる。でも忘れていませんから。必ず読みます。


高校生のころ愛読していた北杜夫『どくとるマンボウ青春記』に、自殺について言及した文章があって、「30までの自殺は認めない。30を過ぎての思想的な自殺なら、まだ許せるが。とにかく30を過ぎるまで生きろ。」(ウロオボエ)と書いてあった。

太宰に影響を受け、北さんご自身が自殺という「観念」に憧れていた青春時代を振り返る文章の中での、この一文は、当時まさに太宰的な自死への漠としたアコガレを感じていたボクには、とても強烈に、頭に響いた。とにかく30まで生きろ。


今、30を過ぎて、やはり北さんの言葉の正しさを実感する。30まで生きろ。生き延びろ。ボクは生き延びた。甘ったれでヘナチョコでジコチューでどうしようもないロクデナシだけれども、とにかく今生きている。



後に、鬱病という病を知り、若くしての自殺が、全てが全て、観念的・精神的なものではないということも知った。知人が何人か自ら命を絶ったという知らせも受け取った。30まで生き延びるってことは、本当に難しいんだと思う。生き延びたことは、人生において勝利ではない。自殺は敗北ではない。しかし、積極的に選ぶべき選択肢ではないと思う。

キミが生きているというだけで、意味があることなんだ。だからどうか、自ら死を選ぶことだけはしないで欲しい。子供たちに、そう伝えるまでは、ボクは生き延びていたい。